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チーズの栄養学

チーズの栄養学

チーズは毎日食べたい
自然の健康食品

チーズが古くから人々に愛されているワケは、その美味しさはもちろんのこと、 なによりもチーズに含まれる栄養素の高さにあります。
特にナチュラルチーズは「白い肉」といわれるほどたくさんのタンパク質を含んでいるほかカルシウムやビタミンも豊富。 牛乳にも同様の栄養素が含まれていますが、チーズの吸収率のよさにはかないません。
そもそもチーズは牛乳の水分を抜いて、栄養をそのまま凝縮したようなもの。 牛乳に比べ、少量で効率よく栄養を摂ることができるのです。また、チーズの栄養価は人間の身体にとってベストバランス。
チーズをうまく食生活に取り入れることは美容と健康に最適なのはもちろん、ダイエットにもつながるといえます。 育ち盛りの子供やお年寄り、そして働き盛りの男性や若い女性にも、チーズは毎日の食事に必要不可欠な自然の健康食品なのです。

タンパク質がガンに効く!?

チーズに含まれるタンパク質は、身体に必要なアミノ酸をバランス良く含む「良質タンパク質」。 このアミノ酸は肝臓の機能改善や肝臓疾患治療に効果があるといわれています。 アルコールの分解を円滑にする働きもあるので、お酒のつまみにチーズを食べることは、とても理にかなっていることなのです。
また、驚くべきことにチーズには制ガン作用があるとの研究発表もされています。 これはチーズ中のタンパク質が体内の鉄分と結合し、リンパ球が活性化してガン細胞の増殖を阻止するというものです。
その他、過敏な塩分を体外に出す働きで高血圧、脳卒中の防止につながるなどチーズのタンパク質は身体をつくる大切な栄養素であるとともに、健康を守るためにも欠かせない成分なのです。

カルシウム不足にはチーズが1番

現代人のカルシウム不足を効果的に補うにはチーズが最適です。その吸収率は、小魚や海藻類の約2倍。 牛乳1本分のカルシウムは約200mgですが、チーズならば20~30gで同量が摂れます。
骨を作る栄養素のカルシウムは子供や高齢者にはもちろん必要ですが、特に女性閉経後、ホルモンのバランスで骨からカルシウムが流れ出し 骨折や腰痛の原因になったり、「骨粗しょう症」という恐ろしい病気もひきおこしかねません。
若い頃からカルシウムを蓄え、年齢と共にさらにたっぷりとしたカルシウム補給が必要なのです。また、精神安定もつかさどるカルシウム。 チーズを食べることは、ストレスから身を守る役目もあるのです。

ビタミンB2で疲れを吹っ飛ばそう!

疲労回復や成長期に必要なビタミンB2は、チーズが持つ豊富な栄養分の1つです。
チーズのタンパク質に結びつき、脂肪を分解、燃焼するので、ダイエットにも役立ちます。
疲れがたまっている人はもちろん、体重が気になる人も、チーズを食べて元気で健やかな身体を手に入れましょう。
脂肪の中にはビタミンがいっぱい
脂肪と聞くと、つい肥満のもとと思ってしまいがちですが、チーズの脂肪は大丈夫!
チーズの脂肪中にあるビタミンB2の働きで、すぐにエネルギー源に変わるばかりか、熟成中に酵素の働きによって脂肪が分解され、 ほかの動物性脂肪より消化されやすいため、安心して摂れる栄養分なのです。
チーズ料理が少量でも腹持ちが良いのは、この適度な脂肪分のおかげでもあるのです。

ビタミンAでビューティフル

ビタミンAといえば、緑黄色野菜に多く含まれる栄養素ですが、チーズの脂肪分ななかにも、このビタミンAがたっぷりと含まれています。
それは、原料の乳をつくりだす乳牛や山羊が、緑黄色野菜である牧草を食べているからなのです。
ビタミンAは粘膜を丈夫にする働きがあり、目の健康や肌の美しさにも効果抜群。
また、風邪などへの抵抗力もつけてくれるので、寒い季節にアツアツのチーズ料理でビタミンA補給もいいですね。

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